「まぁ俺も鬼じゃないし、1点くらい見逃してやるよ。どこ行きたいか決めとけよ。じゃあな。」



と悠斗先輩は屋上を出ながらサラリと言った。



…!!!



やったーーー!!!



クリスマス悠斗先輩と過ごせる!



テスト勉強頑張ってよかった!



真美と愛梨に報告しなきゃ!



私はダッシュで屋上から出ていった。



「愛梨ー!真美ー!悠斗先輩っ!クリスマスっ!」


私は息を切らしながら大事な単語だけを並べて喋った。