「悠斗先輩〜悠斗先輩いませんかー?」



…だれか俺のこと呼んでるし。



ってか、この声は白川?



ったく、今白川にイライラしてんのによ。



リレーの時あいつは蓮と楽しそうに話やがって。



いつも俺の事好き好きいってるくせに…



別に嫉妬してるわけじゃないけどなんか悔しかった。



そう思いながらも声のする方へ行き白川に話しかけた。



白川は俺を見つけると嬉しそうにして理由も言わず俺を引っ張って全力で走り始めた。