「あっ、ところで悠斗先輩、この“好きな人”ってお題毎年あるんですか?」



「あぁ。毎年恒例らしいんだけど1年はそれを知らないから借り物競走人気なんだよな。てかお前よくそれ引いたよな。」


悠斗先輩は私が“好きな人”というお題をひいたのが相当面白かったのか



かなり笑いをこらえている。



「そんな笑わないで下さい!でもこれひいたおかげで1位になれたんですよ!」



「ふーん。」



悠斗先輩は私の顔を見た後にそっぽを向いてしまった。