「ごめん、燐奈。気づかなくてごめん…」




苦しそうな燐奈から体温計をもらう。




「え、38.5度?」




どうしよう、どうしよう。




「あ、奈子さんに…」




急いで奈子さんに電話をかけるけど、仕事中なのか繋がらない。




「どうしよう…」




少しパニックになってるのに、パッと浮かんだ人。


急いでケータイの番号を探した。





「もしもしっ!紫苑くんっ…!」