「せんせー、そろそろ侑未返してくださーい」
「お。すまんな。俺もそろそろ次の授業の準備するわ」
次もサボんなよ、と言いながら教室を出て行くみっちゃんを見届けた。
「次はぁー…うげ…。英語かよ」
「どうする?サボる?」
「あ、柚亜は英語できるもんな。サボ「はーい、席に着いてー」れないみたいだな」
サボろう、と言おうとしたら教室に先生が入ってきた。
最悪。
英語の女教師はグチグチ文句ばっか言ってきやがってさ。
鬱陶しいから1回出たきり出てないんだよ。
この高校は出席日数より成績が優先されるから、べつに出てなくてもオッケーだし。
あ、英語以外はちゃんと出席日数満たしてるからね!
「あら?早瀬さんに東城(To-jyou)さん。今日は具合悪くないんですか?」
出欠確認の為に教室を見渡していた先生と目が合ってしまった。
「…あと10分くらいでまた具合が悪くなるかもしれないので、先に報告しておきますね」
「それはそれは。10分後ですね?気をつけておきます」
むかつく顔してんじゃねーよ。
私より馬鹿なクセに。

