ー龍平の家の前

ピーンポーン

ベルを鳴らす


扉の奥からガタガタと音がした


ガチャ、と扉が開く

「は、い...っ!?」

と、私を見た瞬間開いた扉を閉じてしまった


「...やっぱり、会ってはくれないんだね。笑」

「何しにきたんだよ!
帰れっ」

「うん、話聞いてくれたら帰る。」

「何も聞くことなんてないっ」

頑なに聞こうとしない龍平...


「龍平、ごめんね

それと、好きだよ

それだけ。笑

じゃあ、さよなら...」


龍平、紗奈を守れなくてごめんね

弱くてごめんね

逃げ出してごめんね


好きだよ

大好き

でももう時間切れ


もう、残り時間は0...