あの後、怒りの収まらない龍平は教室を出ていった

そして私のそばに来たのは...

「久しぶりだね、柚乃...」

「和人...」

龍平と同じく"元”仲間である、北野 和人ーきたの かずとー


「...で?
何しにきたの?」

「龍平に会いに来た」

和人の問いに即答で答えた


「ふーん...
でも龍は柚乃の事許してないみたいだけど...」

「だろうね
私が殺したも同然なんだから...」

「うーん、
それだけじゃないと思うけど...」

横でごにょごにょ言ってる和人を無視して寝る体制に入る


「転校初日から寝るとか最強だね...
さすが柚乃。笑」

「...ねぇ、和人」

本気で寝ようとしている私に呆れてる和人に声をかけた


「なに?」

「話したいことがあるの」

「...大切な話?」

「当たり前」


当然、と言わんばかりに顔を上げてドヤ顔をして言ってやった

そしたら和人は「そこ、どやるとこじゃないからね」と笑った


「放課後、あの公園ね。」

そう言って、次こそほんとに眠りについた