4月。入学式。

「青木みお…」

こんな感じで私、青木みおの高校生活が始まった。

「おはよー。」

クラスに入ると、もうグループができかけだった。
私のクラスは同中の人は男子しかいなくて、しかも中学のときも高校に入ってからも元彼と同じクラスになっちゃった…。
とりあえずと思って、自分の前の席の女の子に

「おはよー!どこ中?」

人見知りの私としては上出来だ。
私が初めて話しかけた子は可愛い感じで、おとなしそうな子だ。南めぐと名前までかわいい。
「おはよー。T中だよ!よろしくね♡」
緊張がすこしとけたかな。

「みおー。どーだった?」
この子は隣のクラスで小学校のころから仲のいい羽鳥かな。おもしろくて明るくて、みんなに好かれるタイプ。

「もう、知り合いいなすぎてこまったよー」

「同じだわ!」
やっぱ楽しい!
そして、同じく小学校から仲のいい本藤奈央と愛野苺のクラスに行った。
「もう奈央と苺同じクラスとかずるーい」
「ごめんねぇー。」
と、意地悪そうに奈央。
「みおちゃんと同じがよかったよー」
とかわいく苺が言った。
こーして、私の高校生活1日目が終わった。