宗志さんは車の灰皿に煙草を突っ込んだ。
煙草の残り香が車内に漂っているが嫌いな匂いではなかった。
「吏那は助手席で泣きながらも、携帯の画面を見ては恥ずかしそうに笑ってたんだ。初めて2人で撮った写真だから宝物だと見せびらかしてきた」
そういえばヴァンパイア姿のまま吏那の携帯で写真を撮った。
宝物か。
この場所で吏那がそうしていたのかと想像すると、胸の奥が擽られてる心地だ。
「王子様みたいだとか言いやがるから、正気かよとも思ったな。
こっちは正直“椎名先輩“ののろけは懲り懲りだと思ってた時、唐突に吏那の声が止まった」
煙草の残り香が車内に漂っているが嫌いな匂いではなかった。
「吏那は助手席で泣きながらも、携帯の画面を見ては恥ずかしそうに笑ってたんだ。初めて2人で撮った写真だから宝物だと見せびらかしてきた」
そういえばヴァンパイア姿のまま吏那の携帯で写真を撮った。
宝物か。
この場所で吏那がそうしていたのかと想像すると、胸の奥が擽られてる心地だ。
「王子様みたいだとか言いやがるから、正気かよとも思ったな。
こっちは正直“椎名先輩“ののろけは懲り懲りだと思ってた時、唐突に吏那の声が止まった」
