君と、優しくて愛しい日々を。



「…決まってんじゃん。いつもんとこだよ」


空き教室。

…私と彼だけの、秘密の場所。

純くんは、彼だけを見つめる私へ視線を向けて、照れ臭そうに「俺さぁ、けっこー独占欲強いんだと思う」と言った。


「さっき、お前があの男子と一緒にいんの見て、すげー焦った。…お前のことだから傘忘れてるだろーし、一緒に帰るかなって」


…うん。

でも来てくれて、嬉しかったよ。

妬いてくれたことが、嬉しかったんだよ。


「…どっちにしろ、断ろうと思ってたよ」

「嘘つけ。お前、絶対言い訳思いつかなくて困ってただろ」

「あはは。バレたぁ」

「わかるわ、普通」


好き。

…大好き。


「やきもち妬いてくれて、嬉しい」


不意にそう言うと、純くんはびっくりして私を見る。