「すいません...」
「はい??」
カウンターに直接来たお客さん。
まさかクレーム??なんて思い少し体が固まる。
「あの、面接に来たんですけど...」
「面接...??」
んなの聞いてねーぞ。
そう思ったら母さんがやって来てその男の人に話しかけた。
「あ、河井くんね??
どうぞ、中入って!!」
母さんが河井??を中に案内すると、碧海が俺のところに来た。
「由香さん新しい人雇うって言ってたけど、あの人なのかな??」
「は??
俺聞いてねーぞ。」
「だって言わないって言ってたもん。
てか「俺聞いてねーぞ」って親父くさいよ、なんか。」
お、親父くさい...!?
心の中で傷つく俺に気付くわけもなく、碧海は更に留目を刺してきた。
「河井さん??
結構イケメンだよね。
個人的にはタイプかも。」
...俺、あいつ嫌い。
まだまともな会話もしたこともない奴を初めて嫌った瞬間だった。

