「今日は本当にありがとうございました!」 「私もこうやって祝えて良かった。」 由香さんはそういうと、私に小さな紙袋をくれた。 「これは、私から。 店長...ってよりは翠の母からって感じかな。」 "翠の母"から そう思っただけで手にかかっているものの重さが変わった気がした。 「まあ大したものじゃないの。 碧海ちゃんに持ってて欲しいなってものだから。」 「それは...翠の母として、ですか。」 硬くなった声で聞くと、由香さんは驚いたような顔をしたあと、笑顔で「もちろん」と答えた。