「碧海...」







玄関に行くと外靴がなく、校庭にでたことがわかる。

珠樹や大和といるのだろうか。

それとも田渕と...


どんどん発想が堕ちていき、考えたくもない方向にばかり向かう。








「翠...っ!!!!」


「大和...」








振り向いてみると、すごいスピードで走っている大和がいた。


大和は俺に気付くと足を緩め、まっすぐに俺の方に向かってきた。






「お前最低、一回消えたら??」






そう吐き捨てると同時に、頬に痛みが走った。