【完】あんたなんか知らないっ!!








「由香さんがご飯作って待ってるっていうから、一緒にいこ!!」






慌てて言う姿も可愛くて、つい笑ってしまう。
それを見て怒る姿も可愛くて、俺はどんだけ碧海が好きなんだよ。





「じゃあリビング行こう。」


「...え、あ、うん。」


「ほら、立って??
手、使っていいから。」






碧海は俺が差し出した手をとって、立ち上がった。





「由香さんに仲直りしたこと言わなきゃ。」



「別にケンカしたつもりなかったけど...」



「え、そーなの!?

てっきり怒って帰ったのかと...」



「違うからな!!

母さんに荷物来るから家帰っててって言われたんだよ。」





まさかそんな誤解の仕方をしていたとは...





「そっか、そーだったんだ...」





安堵のため息が聞こえたことは言わないけど、そんなことが心のそこから嬉しかった。