「…あれ?雫ちゃん、顔色悪くない?」 彼女の観察力には、驚かされる。 体調が優れないのは、確かだったから……__ 「大丈夫。」 それだけ言って、会話を終わらせる。 ……なんか、変な感じだな……。 あの事件以来、 あたしはずっと1人だったから 隣に誰かがいるって 違和感があって、仕方がない……。 そんなことを思いながら、 だるい体の姿勢を正した……そのとき。