そっと近付き、中を見ると ……小さい柴犬が、鳴いていた。 もしかして… 「……捨てられたの?」 あたしはしゃがんで、子犬を見つめる。 「…そっか、あたしと一緒だね。」 そんなことを言って、 あたしは子犬を撫でた。