蒼波さんと話している内に 辺りはもう、薄暗くなってしまった。 蒼波さんと別れて あたしはひとり、家へと向かう。 ……その途中だった。 「……くぅん。」 …どこかから、犬のような鳴き声がした。 「……?」 気になって、あたしは辺りを見回す。 すると、いつもは何もない場所に ダンボールが置かれていた。