そして、あたしの傍までやってきて… 「隣、座っても良いかな…?」 と、相変わらず控えめな蒼波さん。 「………」 「いやぁー、良い天気だね!」 そんなことを言いながら 彼女は地面に腰を下ろした。 「……曇ってるよ。」 そんなあたしの一言は どうやら、届いていないらしい。