【煌弥side】 いつもより強張った顔をしてたけど… あいつ、何かあったのか…? 雫の背中を見つめながら そんなことを思う。 角を曲がって、 あいつが見えなくなってから 俺は雫と反対方向へ歩き出した。 しばらく歩くと、公園が見えた。 そしてベンチには…… 「あれ、あの子……。」 さっき雫に、挨拶をした女が座っていた。