あたしが小学4年生の頃…… 母と姉がこの世を去った。 家族がいなくなったあたしは 父方の祖父母の家に住むことになった。 でも、邪魔だったんだろうな。 1週間もしないうちに あたしは児童養護施設へ預けられた。 それからというもの、たまにあたしは 里親の家を転々としたけれど 結局あたしはいらない子で すぐに児童養護施設へと戻された。 "あたしは必要のない人なんだな" あのとき、初めてそう思って 胸が締め付けられたのを今でも覚えている。 そして、あたしは 高校生になるまで施設にいた。