【雫side】


「……もう少しで命日、か。」


学校の屋上にて。


フェンスに手をかけながら、
あたしは呟いた。


…お墓参り行かなきゃな。


と、そんなことを思った…そのとき。


__ガチャッ…


不意にドアの開く音が聞こえ
あたしは咄嗟に振り向いた。