そう考えた時…… あることが頭に浮かんだ。 近くにあったバケツをひっくり返し 水をばらまく。 「これくらいしか あたしにはできないよ……。」 あたしは、 香澄さんへの罪悪感でいっぱいだった。 でも……彼を消さないと あたしは前に進めないんだ。 あと1人……… あと1人を消したら あたしはちゃんと、罪を償うから。