「明星高校の制服着てたわよ~。」 …明星……? 他校に知り合いなんていねぇしなぁ…。 「男ですか?」 「綺麗でスラッとした女の子よ! 本当は彼女なんじゃないの〜?」 とニヤニヤと聞いてくる。 「彼女なんていないですよ!」 「え?…おかしいわねぇ。 ここの住所をスラスラと救助隊の人に教えてたから、もしかしたらって思ったんだけど…。」 ……橋本さんの言っていることが 俺には理解できなかった。