【雫side】 翌朝。 学校に早く着いたあたしは、屋上に向かおうと 学校の裏口に回った。 すると…… 『あははっ……ここに捨てておけば さすがにあいつも見つけられないっしょ。』 『まじウケるー! つか、早く学校辞めねぇかなーあいつ! しぶといんだよ!』 なんて声が、 少し離れた場所から聞こえたきた。 普段は足を止めないが、 今日はなんとなく気になって、 あたしは声がする方を覗いてみた。