「…え?あぁ、教室に向かってる時さ 見えたんだよ。……屋上に人影が。」 「お、屋上……?」 ……もしかして、瀬織…? 「フェンスのギリギリに立ってたからさ、 "まさか自殺じゃねーよな?"なんて 思ってたら……違ったみたいだった! まぁ、当たり前なんだけどさ!」 「なんで"違った"って分かったんだ?」 「や、後ろにもう1人誰かいたんだよ。 多分友達じゃね?」 その言葉に俺は思わず目を見開いた。 ま、まさか………