「あの〜ハル・・・ごめんね?」



ハルはタバコに火をつけて、大きく吸った煙を、窓の外に吐いて笑った。



「もういいよ。俺の方が悪かったんだし。ごめんな?」



ハル・・・来てくれて、ありがとう。



ハルにとって、私は必要だよね?


私の事、好きだよね?



「ハル、私の事好き?」


「うん。」


「どこが好き?」


「そうだなぁ、aiko熱唱して、アイロンかけてる所。」


・・・何それ?


「あっ後、EXILEのDVD観ながら、WON'T BE LONG 1人で踊ってるとこ。・・・くくくっ・・・あれ傑作。」


「もういいです。」

私、まるでアホな子みたいじゃんっ!!

「嘘だって!一生懸命なとこ。そこが一番好き。」


「はるぅ〜大好き〜っ!」



知ってた?


ハルが私の事、“好き”って言ってくれたの、初めてなんだよ?


私、忘れないからねっ!!



「さぁ〜お家帰ろ〜っ!!」






3日振りの我が家は・・・



「何でこんなんなってんのーっ!?」



「だって、どこに何があるか、分かんねーし・・・」



我が家に、大きなハリケーンが、直撃しました。


でも、何とか無事に通過した様ですっ!



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