「おーい、ぶー子何か怒ってんのか?」

珍しくハルが、私の機嫌を気にしてくれる。



ハルの手が私の肩に触れた時、


「触らないでよっ!」



あーぁ言っちゃった。




「何だよ!俺は飲みに行っちゃイケナイわけ?ホントぶー子はブーブーうるせぇなぁ。」



今、何て言った?


久々キレた!!



「私だって全然遊んでないよっ!!毎日ご飯作って、家の事やってんじゃんっ!!仕事だと思ってたのにっ!女の人と二人で飲みに行くなんて、ハルひどいよっ!!」



「別に頼んでねぇよ。お前だって、遊びたいんだったら、遊びに行けばいいだろ?」



ハルはそのまま、背中を向けて寝ちゃった。



私、なんか1人でから回ってない?




ハル・・・


“おやすみのチュー”は?




ハルの為・・・


ハルノタメ・・・



別に見返りを期待していた訳じゃないのに・・・



もう、何かやだ・・・。



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