伝説のヤンキー I

三葉亜梨沙…か

まさかあいつがな

何考えてやがんだ

わかんねぇあいつが何を考えてんのか

『貴方じゃ紗希は守れないわ』

俺じゃ紗希を守れない…か
確かに三葉の言うとおりかもな

俺じゃ力不足だ

それでも俺は紗希を守りてえんだ
荵や恭弥もいる

俺ら3人で紗希を守るんだ

もう紗希の涙なんざみるのはゴメンだからな

それに俺ら3人にはライさんもいるんだ

「なぁ、ライさん俺1人じゃ紗希を守れねえや。でもさ、荵も恭弥もいる。そしてライさんも…だからさ守りましょうよ、俺たちの守りたいもんをさ」

「あぁ、そうだな。」

「その前に一つ聞いていいですか?」

「なんだ?」

「あの女のどこに惚れたんですか?」

「……。さぁな、忘れちまった」

「あぁ、そうなんですか。忘れたんですか。まぁだいたい顔でしょ?」

「…は…はは…んな…んなわけ…ねぇ…ねぇだろう…ははっ」

(このひとウソ下手だな。丸分かりだ)

「ライさん、医務室に行っといてください」

「あいつらには連絡しといたんで。」

「ありがとな、洸夜」

「ふっ、どういたしまして」
(お礼何貰おう?漫画もいいけど…イヤ、やっぱゲームか?…悩むな…)




(洸夜の奴ぜってぇ変な事考えてやがる)


洸夜SIDE *end*