ビクッと肩を揺らした菜緒は言う。


「私は沙希に協力しようとして一緒に帰ったの。
でもよく考えたらおかしいと思う。
ごめんね。」


「菜緒のことはもう分からない。」


私は菜緒を置いて

自分の席へ向かった。