「そういえば今日の朝練で1年の男子が怪我したんだよ~。 その子レギュラーだったのにさ。」 え? 私は美桜の言葉に耳を疑った。 「あぁ~、林田でしょ?」 …えぇっ…。 私は菜緒の言葉に 心臓がドクンと動くのを感じた。 「重傷なわけ?」 お菓子を頬張る志織が口を挟む。 「いやぁ…。まだ分かんないんだけど。」 美桜は悲しげに呟く。