安心していた武の耳に届く、婦女子の悲鳴。

「むっ?」

視線を走らせると、そこには。

「ブヒらせれぇえぇぇぇっ!可愛いオナゴども、わしにもブヒらせれぇえぇぇっ!」

腰布だけを纏った破廉恥極まりない姿の落ち武者が、会場内の女子生徒達を追い回していた。

妖怪大王・まさに外道、読者様の熱いラブコールを受けて再登場!(ラブコールではない)

「見てみぃ!わしにもちゃんと需要があったんじゃ!キモ可愛いのが昨今の主流なんじゃ!流石わし!理事長と呼ばれるだけの事はある!」

いや、理事長俺だから。