龍乃の体を宿主として以来、龍太郎の時より力が弱まった事を懸念してか、臥龍は鍛え直しに余念がない。

その一環として、現在の天神学園中の強者が集まる夕城道場に参加したいのだという。

「だから、一日だけでいいからさ、生徒会お休みさせてよ、駄目かな?」

「まぁ、一日だけなら…」

快く了承するノエル。

ノエル自身武道家として、今の臥龍が夕城道場の面々にどのくらい通用するのか、興味があった。