浮気彼氏から奪うオトコ。






後ろを振り返ると、お姉さんがぽつんと歩いていた。


「俺、病院に送ってくるから、妃鞠ちゃんも後で来て」

「分かった」

「じゃあ」


バイクを走らせて行った蒼斗クンを見送ってから、お姉さんの元に歩んだ。



「…あの」

「あら…」

「色々話を聞きたいんですが…いいですか?」

「えぇ、いいわよ…」



秀のお姉さんは、そのまま病院に行く途中のカフェに寄った。

あたしもその後を着いていった。



「何か食べていいわ」

「え、でも…お金とか」

「今日くらいは私が出すわよ」

「ありがとうございます…」



遠慮するべきとこなんだろうけど、昨日から何も食べていなくて、お腹が限界だった。