浮気彼氏から奪うオトコ。







時々かのんが俺の髪の手入れをしてくれる。

その内俺の髪は金髪から薄い色になっていき、痛んでいた毛先も戻っていた。




「かのんー、眠い…」

「んじゃあ膝枕を貸してあげよー!」



かのんの家に遊びに行くのは、週に3回。


その日が凄い楽しみで仕方がなかった。




かのんの心地いい膝に頭を乗せると、俺は手を天井にかざした。



「俺等の出会いは、本当にありがちなのに…。

いつの間にか一緒にいるね」

「初めて会った時ね、蒼斗ってば凄い寂しそうだったの。

それで…傍にいてあげたくってね」





―本当に愛しいと思った。


親を亡くした俺にとって、かけがえのない存在になっていた。




「かのんは変な人だよね」

「えっ!?」