―ひーまりっ!

―廣クン!

―ごめんな。今まで浮気して。

―本当に、酷いよ…あたし傷ついたんだからね。

―だろうな。もう離さねぇから…、ずっと傍にいろよ。

―うん…。傍にいたい。




夢の中は、本音が何でも言えた。

君は笑顔をあたし向けて、ずっと聞きたかった言葉を言った。



―「浮気なんてしねぇよ」







あぁ…、それだったらもう悩むことなんてないね…。

だって大好きな君がいるんだもの。


「浮気」なんてなくて、一途に好きでいてくれるんだから。

これが本当の幸せなのかも知れないね…。



ごめんね、蒼斗クン。あたし最低だぁ……。