高校を辞めた後浮かれ頂点に居た俺は、家なんか無くても余裕なんて思い、毎日遊んでいた。飯は、友達のお母さんに作ってもらいお風呂も友達の家で借りてた。
つまり、俺には母親がいっぱいいた。
本当に感謝してます。
そんな生活をしていてもやはり彼女は欲しい
当時16歳の俺は、女の子に困る事はなく本当に充実していた。
だが、そんな生活にピリオドを打ったのが俺の父親である。
「いつまで遊んでるいる気だ?いい加減働け!俺が面倒を見る」
と言われお金は実際欲しくて即答で
「いぃよ♪」答えてた。
父親は建設業をしている。
いわゆる親方である。
父親に仕事を誘われた次の日から俺は現場にいた。
初めての現場は、町田ってとこの駅ビル見たいなとこだった。
職場の人は穏やかで面白い人が多く父親は職場のおっちゃん達からの信頼は暑くかなり頼りにされてる存在だと感じた。
家では無口な父、仕事してるときはよく喋る少し引いた。
けれど仕事をしてる父親の姿が初めてかっこよく見えた。
そんな父だがパチンコが大好きで借金もすごく未だに返済しながらパチンコしてる。
一般からすれば最低な父だが尊敬をしている。何故なら父とは、血の繋がりがなく母の連れ子なのにも関わらず差別される事なく面倒を見てくれた。
そんなこんなで第一回ホームレス時代は幕を閉じた。
あれから一年半がたち仕事にも馴染んで遊びながら仕事をする日々だった。
時には朝まで遊びそのまま仕事に行くなんて事も度々あって相変わらず迷惑をかける。
後2月で18歳になろうしていた頃再び事件は起きた。
例の恐喝事件の共犯者のタカヒロ(仮)と2つ下の友達と車を盗み女の子2人を乗せ山か海へ行こうとしていた。
どっちへ行こうなんて話しをしながらタカヒロが運転をしていた。
言うまでもないが無免許である。
そして皆で話しは盛り上がり細い道から大道理へ出ようとした時タカヒロは一時停止を無視して右から来ていた車と衝突
そこで俺の意識は一度消えた。
気が着くと俺はアスファルトに寝ていた。
周りを見渡し血の気が引いた。
車が車の形を失い鉄の塊となっており一瞬で何が起きたか理解した。
俺は急いでその場から逃げた。
少し体が痛み始め呼吸が荒くなってきたころ
前から2人の男がこっちに歩いてきた。
そう、タカヒロと2つ下の友達だ。
彼らも逃げており状況は把握している様子だった。
2人に女の子2人を聞くと俺と同じく外に投げ出されていた。
そこで三人で戻る逃げるなんて口論になり結果戻る事になった。
だがタカヒロは俺に「運転は、お前がしていた事にして」なんて言われ頭に血が上り怒りを覚えた。
こんな時にふざけんなの一言でねじ伏せ
急いで戻ると2人は血だらけで倒れていたが意識はあった。
相手の車の方も無事で救急車と警察を呼んでいてくれておりすぐ救急車二台が駆けつけ2人を運んだ。
だが俺は2人より外に飛ばされており無傷な訳がないだが体は痛むが外傷は見当たらない
救急車が走りだし少しホッとした
その瞬間俺は吐血していた。
そこで俺は意識を失った。
気が着くと病室で看護婦さんが話し掛けてきて状況の説明をされた。
俺はあばら三本骨折、全身打撲、脾臓破裂の重症で2~3日昏睡状態だった。
すぐに母が泣きながら近づいてきたが何を言っているか理解出来なかった。
だがもう二度と悪い事はしないと心の中で誓った。
それから一ヶ月入院して退院し父に謝罪した。だが流石に許しては貰えず俺は勘当され家を追い出された。
これが第二回ホームレス時代である。
<br><br>つづく<br><br>