……つっちーは優しい……だけど……あたしはやっぱり…彼方君の事が大好きだから……。 「つっちー……あのね……」 つっちーから離れて断ろうとしたときだった。 ――グイっ 誰かに腕を引っ張られ温かいぬくもりに 包まれた。 「………彼方君!?」 あたしを抱き締めていたのは彼方君だった。 え!? え!? え!? えぇぇぇぇぇ!!! なんで!? なんであたしを抱き締めてるの!? それよりなんでここに彼方君がいるの!? さっきまで七海ちゃん達と話してたじゃん!!