宮崎くんと話しながら
校門へ向かうと、

人影が見えて。


私の瞳がその人影を映す。

そして私の目が見開いた。



そこに居たのは、

この前日向くんと歩いていた
女の子……


その女の子は、

私たちに気づくと
ペコッと頭を下げた。



「宮崎遼くんと、水木…唯ちゃん、初めまして」


そう話す彼女に
私と宮崎くんは顔を合わせた。