心アルバム~3年間の軌跡~



本当にこんな遊んでる場合じゃないんだってば…!!

慌てて時計を探すが、学校の校舎にかかってる時計は角度的に見えない。

携帯は、鞄の中。
腕時計は今日はしていない。


時間がわからない。


久々の登校で遅刻とか本当洒落にならないよ。

私が時間を気にしたのがわかったのか、木下君が降ろそうとしてくれる。

「あ、ちなみに、もう遅刻ね。」

そう言いながら綺麗な笑顔で私を降ろす。

「は、、はああああああああ?!」

近所迷惑程度の大声を出してしまった。