本当にこんな遊んでる場合じゃないんだってば…!! 慌てて時計を探すが、学校の校舎にかかってる時計は角度的に見えない。 携帯は、鞄の中。 腕時計は今日はしていない。 時間がわからない。 久々の登校で遅刻とか本当洒落にならないよ。 私が時間を気にしたのがわかったのか、木下君が降ろそうとしてくれる。 「あ、ちなみに、もう遅刻ね。」 そう言いながら綺麗な笑顔で私を降ろす。 「は、、はああああああああ?!」 近所迷惑程度の大声を出してしまった。