淘汰がそんなことをいってるので、 デートの回数は、高校時代ほど多くないけど、 一緒にいる時間は、とても増えた。 それが、唯一の喜びかな。 「まだ終わらない? もう14時だけど。昼飯は?」 「え?もうそんな時間?」 「集中しすぎ。 ほら、飯食いに行くぞ。」 「うん。」 私は社員の子に少しの間任せて、淘汰と会社を出た。