校長の長い話しを聞き流しながらこれからのことを模索する。


もう文化祭は終わりを告げ、あとは帰るだけ。


巳波に告白をしてから約2時間が経過していた。


告白の後、妙に話す会話が見つからず、巳波を保健室から追い出したあたしだけどまだ巳波がいた時と同じように胸が高鳴っている。


そして、まだ腰は治っていなかった。


唯一心残りなのは巳波のコスプレ姿を見ていないことだけ。


心があたしのことを心配してくれて保健室に来たのはいいけど終始、心の口から出てくるのはあたしを労る言葉ではなく、巳波のクラスのコスプレ喫茶の事。


ミーハーな心はベラベラとあたしの心を知らずに喋っていく。


もう羨ましい所じゃなかったよね。


それ以上話を聞いてるとおかしくなりそうだったから心も強制退場。


…そんなわけで1人寂しくベットに潜り込む。


何だか今日は凄く疲れた。


瞼が下に落ちていくことに逆らわず自分で自分を褒める。


目が覚めたら傍に巳波がいてくれたらいいな…。