恭平side
これでいい。
俺は受話器を置くとニヤリと笑った。
おばさんと学校には連絡をとった。
もう綾香は…本当に俺の物。
「どこに電話してたの?恭平?」
母さんが聞いてくる。
俺は小さく舌打ちをすると
「別に母さんには関係ねぇよ。」
と言い俺は二階へ上がろうとする。
すると…
「綾香ちゃんは…大事にしなさいよ。」
母さんは俺にそう言ったのだ。
大事にしろ?
…ああ。わかってるよ。
今、部屋に大事に…『閉じこめて』あるぜ?
俺は母さんの言葉に答えなかった。
そんな俺の後姿を、母さんはずっと見ていた。
俺は二階へ上がると自分の部屋ではなく…
ガチャ…ガチャ…
綾香の部屋へ入るために鎖をはずした。
今、中には愛しい綾香がいるんだ…
憂鬱な気持ちなんて全部晴れた。
俺は綾香さえいれば…それでいい。
そしてそんな俺の大事で大事で愛しい綾香を奪おうとした奴は…
重い罰を与えてやる。
「綾香。」
ドアを開けると俺のほうをにらみつける綾香がいた。
「出して。」
綾香はそれだけを言う。
俺はもちろん首を振ってその願いを拒否する。
「綾香。もうお前は俺の物だぜ?いい加減あきらめ…」
「私は絶対に外に出る。絶対に…アンタの物になんかならない。」
そう言う綾香は凛々しく、やっぱり愛しさを感じた。
これでいい。
俺は受話器を置くとニヤリと笑った。
おばさんと学校には連絡をとった。
もう綾香は…本当に俺の物。
「どこに電話してたの?恭平?」
母さんが聞いてくる。
俺は小さく舌打ちをすると
「別に母さんには関係ねぇよ。」
と言い俺は二階へ上がろうとする。
すると…
「綾香ちゃんは…大事にしなさいよ。」
母さんは俺にそう言ったのだ。
大事にしろ?
…ああ。わかってるよ。
今、部屋に大事に…『閉じこめて』あるぜ?
俺は母さんの言葉に答えなかった。
そんな俺の後姿を、母さんはずっと見ていた。
俺は二階へ上がると自分の部屋ではなく…
ガチャ…ガチャ…
綾香の部屋へ入るために鎖をはずした。
今、中には愛しい綾香がいるんだ…
憂鬱な気持ちなんて全部晴れた。
俺は綾香さえいれば…それでいい。
そしてそんな俺の大事で大事で愛しい綾香を奪おうとした奴は…
重い罰を与えてやる。
「綾香。」
ドアを開けると俺のほうをにらみつける綾香がいた。
「出して。」
綾香はそれだけを言う。
俺はもちろん首を振ってその願いを拒否する。
「綾香。もうお前は俺の物だぜ?いい加減あきらめ…」
「私は絶対に外に出る。絶対に…アンタの物になんかならない。」
そう言う綾香は凛々しく、やっぱり愛しさを感じた。

