恭平side
嘆く綾香と笑う俺。
なぜか対照的な絵ヅラだった。
邪魔者が消えて綾香は嬉しくないのかよ?
そんな疑問が出てきた俺は嘆いている綾香に歩み寄り
「綾香。どうしてそんなに悲しんでるんだよ?」
と聞く。
でも…綾香は答えない。
ただただ、嘆くだけだった。
俺にはわからなかった。
もう俺らの邪魔をする奴は誰一人いないのに。
なんで…
俺はうつむきながら
「黙れ。綾香。」
と静かに言う。
だが綾香の耳に俺の声は入っていなかった。
俺は怒鳴った。
「黙れ!!綾香!!」
ビクッと反応する綾香。
やっと…俺の方を向いてくれた。
しかし、俺に向けられたのはは絶望した、魂のない綾香の目だった。
「綾香…?どうし…」
「もう…私に話しかけないで。」
綾香は静かに告げた。
「な、なんでそんなこと言うんだ?もう綾香には俺だけだろ?」
そう。
もう綾香のことを想う奴は俺だけなんだ。
だから、やっと綾香は俺の方を…
「ダメなの!!大切な人を失った…私の心の穴はアンタじゃ埋められない!!」
綾香はそう、強く…はっきり言うのだった。
その時、俺はようやく気づいた。
どんな手を使っても綾香は…『手に入れられない』んだって。
「…綾香の気持ちはよくわかった。」
綾香は俺の方を真っ直ぐ見据える。
俺は続けた。
「俺は…綾香のことが好きなんだ。これだけ狂うほど。」
素直な気持ちを綾香にぶつけた。
「でも、綾香が嫌なら無理強いはしない。」
つぶやくように言う…
次の時。
「でも…無理強いじゃないならいいよな。」
俺はそう言うとポケットからナイフを取り出す。
そして…
「じゃあな。『生きてる』綾香。」
暗い部屋に…
真っ赤な血しぶきが飛び交った。
嘆く綾香と笑う俺。
なぜか対照的な絵ヅラだった。
邪魔者が消えて綾香は嬉しくないのかよ?
そんな疑問が出てきた俺は嘆いている綾香に歩み寄り
「綾香。どうしてそんなに悲しんでるんだよ?」
と聞く。
でも…綾香は答えない。
ただただ、嘆くだけだった。
俺にはわからなかった。
もう俺らの邪魔をする奴は誰一人いないのに。
なんで…
俺はうつむきながら
「黙れ。綾香。」
と静かに言う。
だが綾香の耳に俺の声は入っていなかった。
俺は怒鳴った。
「黙れ!!綾香!!」
ビクッと反応する綾香。
やっと…俺の方を向いてくれた。
しかし、俺に向けられたのはは絶望した、魂のない綾香の目だった。
「綾香…?どうし…」
「もう…私に話しかけないで。」
綾香は静かに告げた。
「な、なんでそんなこと言うんだ?もう綾香には俺だけだろ?」
そう。
もう綾香のことを想う奴は俺だけなんだ。
だから、やっと綾香は俺の方を…
「ダメなの!!大切な人を失った…私の心の穴はアンタじゃ埋められない!!」
綾香はそう、強く…はっきり言うのだった。
その時、俺はようやく気づいた。
どんな手を使っても綾香は…『手に入れられない』んだって。
「…綾香の気持ちはよくわかった。」
綾香は俺の方を真っ直ぐ見据える。
俺は続けた。
「俺は…綾香のことが好きなんだ。これだけ狂うほど。」
素直な気持ちを綾香にぶつけた。
「でも、綾香が嫌なら無理強いはしない。」
つぶやくように言う…
次の時。
「でも…無理強いじゃないならいいよな。」
俺はそう言うとポケットからナイフを取り出す。
そして…
「じゃあな。『生きてる』綾香。」
暗い部屋に…
真っ赤な血しぶきが飛び交った。

