「期待?期待ってなんだ、もしかしてお前……」

課長は嬉しそうな顔で口元を手で隠している。

「最近、気付いたんです。課長が……」

「課長が?」

"──好きなことに。"

何て言う言葉は言わせてもらえなかった。

何故なら今日三度目のキスをされたから──