愛されたがり。





広瀬くんにエスコートされながら店内に入り、ライトアップされた美しい庭園が覗ける席へと座った。



艶やかな紅葉が、私の目を惹きつける。


けれどそれ以上に私を魅了するのは、広瀬くんだ。


漆黒のスーツに朱色のネクタイを結んだ彼はいつもより大人っぽい。

愛らしい丸い瞳も、今ではすっかりと”可愛い”より”大人で色っぽい”。



広瀬くんは、今の私をどう見ているだろうか。


一度、彼の気持ちを裏切って、私は自分の本当の気持ちに気付いた。

そんな私を、彼はどう思うだろうか。



軽蔑する?悲しむ?


それとも…………