織side



「診断結果が出ました……」


レントゲン写真を見せながら、先生はゆっくりと、俺と、両親にその言葉を告げた。


「楓馬君は…………_______、です」


ショックで母は、泣き崩れ、父は、声を出さないように泣いていた。

俺の人生、オワった。

いや、もっと前からオワってたんだろうな。

ずっーと前から、もしかしたら生まれたときから決まってたんだろう、


運命は。





落ち葉がハラハラ落ちる、11月の出来事────。