君だけにこの気持ち

そんなある日
私の教室に拓真が来た。

拓真と目があった。

何故か泣きそうになった。
久しぶりに見たあの顔

思い出なんてなかったけど
懐かしくなった。


私はとっさに羽瀬谷くんに話しかけて
手元に持っていた数学のノートを取り
ノートのわからないところを広げ

少し大きな声で
「ココわからないんだけど教えてくれない?」
と言い羽瀬谷くんに泣きそうな顔を隠してもらった。

羽瀬谷くんは泣きそうな私を見て首を傾げてドアの方を見て
何かわかったような顔をしていて

笑顔で「いいよ」と言ってくれた。