まるで月が、彼だけを照らしているような、そんな錯覚さえ起こさせるほど、



「ーーーな、お前」

「まさか、その顔、」


整い過ぎた、容姿。


男たちの顔は、一気に歪んだ。


「あ、俺の顔知ってる?なら、話しは早いね?」


なんて、ヘラリと口元に笑みを浮かべ、


そして次に出た表情は、



「ーーー散れ、」



“無”



男たちは青い顔をしながら、何も言わず…

何も言えないまま、去って行った。