数人の男は、私の元に来るなり、
いきなり、私の服を、脱がせはじめた。
「…は、ちょ、何を、」
私は、動揺していた。
すぐには意味が、理解できなかった。
けれど、
“三つ目の恐怖、植え付けてやるよ”
その言葉の意味を考え、
わかってしまった。
「もっと抵抗してくれてもいいぜ?」
ゾッとした。
全身が、震えるのはが、わかった。
私の、免疫のない、唯一の部分。
昔から、殴られたり、蹴られたり、なんて言うことは、しょっちゅうだった。
だから今回も、そうなのかな、なんて思っていて、
でもそれは甘かった。
浅はかな考えだった。
けれどもう、後戻りできない。
こんなことされるなら、いっそ一思いに殺されたかったと、思ってしまう。
このまま、凍死した方が楽だったと。
「…っ」
今日に限って、スカートだった。
こんなことなら、ジャージでもなんでも、着てくればよかったな。
私の太ももを、誰かの手が這った。
