「光縷お人好し。」


そう、さっきとは正反対な、冷たい表情を浮かべるのは、やはり幹部の、笹森修也(ささもりしゅうや)。


「まぁ、だからついて行くんだけどな、」


なんて付け足す。



俺は寄りかかっていた壁からはなれ、


「…行くぞ」



それに、


「とーぜん」


と、海吏。


「あのままいかれても、こっちが気持ち悪い。」


と、修也。




俺たちは、彼女の後を追った。